ボニー式GIM練習セッションにご協力していただける方を募集しております。

私は現在ボニー式GIMセラピストになるための練習生であり、有資格者であるスーパーバイザーの指導のもとトレーニングの一環として練習セッションを行っています。もし、練習セッションにご協力を頂ける、またはご興味のある方は、以下をご理解いただいた上でご連絡ください。詳細をお伝えします。

  • この練習セッションでは一切お金や対価を求めません。
  • 個人情報に十分注意した上で、セッションの記録、レポートを私のスーパーバイザーと共有させて頂きます。
  • トレーニングという性質上、精神疾患をお持ちの方にはお断りさせていただく場合がございます。
  • 場所は都内または千葉県松戸市を予定しております。具体的な場所や時間等は相談の上決めさせていただきます。

ボニー式GIMとは?

ボニー式GIMとは、正式にはBonny Method of Guided Imagery and Musicと呼ばれ、セラピストとの対話を通して音楽を扱っていく心理学に基づいた音楽療法の一つです。

原因不明の不安やストレスを抱えている、自信がない、何をしたいかわからないといったご自身のパフォーマンスに関わる問題を、音楽を使って見つけ出し解放していくことを目指します。

”Interview with Jim Borling / Voices: A World Forum for Music Therapy”

高城未来研究所「Future Report」Vol.565より抜粋

音楽療法博士・認定GIMセラピスト 吉原奈美さん
第3回「生きづらさの根本原因に向き合う」

Future Report研究員:まず、ボニー式とは一体どのようなものなのでしょうか?

吉原:簡単に言うと、リラックスした状態で音楽を聴くことで、自然に湧いて出るimagery(イマジェリー、心像)を通して、必要なことを見つめていく心理療法です。
GIMでは、自分の中に必ず答えがあると考えていて、それを自分で探っていくための方法です。

Future Report研究員:普通の音楽療法とは似ているようでまったく違いますね。

吉原:別のものだと考えたほうがいいです。
ボニー式GIMは完全に心理療法です。
オーストラリアでは音楽療法の一部ではなく、心理療法として分類されています。

Future Report研究員:クライアントさんが来たらどのように始めるのですか?

吉原:最初にアセスメントをさせてもらいながら、「日常生活で引っかかっていることは何ですか」「どうしてGIMを受けようと思ったのですか」と聞いていきます。

Future Report研究員:例えば「生きづらいです」と言ったらどうしますか?
もし食事が悪いのが原因だとしたらGIMで対処できるのでしょうか?

吉原:人間は行動面から考えがちだと思います。
何か問題があった時に外に答えを求めてアドバイスをもらったり、本を読んだり、自己啓発のセミナーに出てみたりします。
大事なのは外に答えを求めることではなくて、自分の内側に問いかけることなのです。
「行動を変えればいい」というのはもっともだと思います。
ですが、例えば「栄養を変えればいい」とわかっていてもできないのには、必ず理由があるはずです。
その答えを内側に追及していくのがGIMです。

Future Report研究員:もう少しシミュレーションを続けていきましょう。
「何だか生きづらいです」という人をどうしますか?

吉原:対話をしながらどういう質の生きづらさなのかを理解します。
それを理解したところで、その生きづらさに対応した音楽プログラムを選んで横になってもらいます。
体と頭と心をゆるめて、瞑想のような意識を集中した状態を作ってから音楽を流します。

Future Report研究員:それはライブですか?

吉原:ここが音楽療法とは違うところで、ボニー式GIMでは録音された音楽を使います。
音楽プログラムは、いくつかの曲から成り立っています。

Future Report研究員:どんな楽曲をかけるのですか?

吉原:コンテンポラリーもありますが、本来のボニー式GIMで使うのは西洋のクラシック音楽です。
創始者のヘレン・ボニーはクラシック音楽を元に、基礎となる18のプログラムを作りました。

どんなことをする?

セッションは、音楽によって感情や感覚といったイメージを浮かび上がらせ、自分自身を見つけていくプロセスになります。

1.目標を決める(プレセッション)

どのようなことを音楽で探っていきたいか?セラピストと一緒に目標を決めていきます。大切なのは、ご自身が目標を定めることです。セラピストは、そのお手伝いをいたします。

2.音楽セッション

セッションはマット等の上で横になるか、ソファでゆったり座るなどリラックスできる体勢で行います。意識を集中させるための導入を行い、音楽プログラムに入っていきます。通常30分ほどの音楽プログラムを聴きながら、出てきたイメージを感じたり、深めたり、時には解放させたりということをセラピストとの会話を通して行います。

3.まとめ(ポストセッション)

セッションの振り返りを行います。体験したことや出てきたイメージが、ご自身にとってどんなものだったか?人生や日常において何を意味するのか?それらをセラピストと一緒に考えていきます。また、白い紙の上に円が描かれた「マンダラ」と呼ばれるものに自由な色を塗っていき、そこからご自身の内面を理解できるよう読み解いていく作業を行うこともあります。

連絡先

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プロフィール

藤原大輔:公認心理師/保育士 音楽療法の施設で障がいをもった子どもとの音楽セッション、保護者や関係者への相談支援を行っている。現在、ボニー式GIMレベル3研修生。